「ブラック企業」・・・
このワードを聞いて気分が良い方はいないはずです。
今回は下記のような方を対象とした内容の記事になります。
- 新卒でブラック企業に入ってしまった
- 転職したらブラック企業だった
- 精神的になにも考える余裕がない
- 早く転職したくてたまらない
- もしかしたら職場がブラックかもしれない
本記事を読むことによって、ブラック企業に入ってしまったらどういった行動をしていけばいいかわかり、今のつらい環境から抜け出すきっかけになります。
是非最後までお付き合いください。
残業未払いや求人との相違、上司のパワハラやセクハラ、有給が取れない、仕事が激務、飲み会が強制・・・などブラック企業の定義についてはひとによってさまざまです。
また、人によっても感じ方が違います。特に怖いのが、新卒で入ってしまった人。 いくら企業の労働環境がブラックだとしても、 「社会人なんてこんなもんか」と洗脳されてしまいます。 新卒間もない方はネットや友人など他社で働いてる人と積極的に情報交換をしましょう。
ブラック企業の定義と見分け方については別記事で深堀りしてますのであわせてお読みください。 →パワハラ上司の特徴【解決策も提案します】
ひとによって労働環境、いわゆる企業の「ブラック度」は異なります。それでは、ブラック企業に入ってしまったらどうすれば良いのでしょうか?
まずは結論からお答えします。
ブラック企業に入ってしまったらいますぐ辞めるべき

ブラック企業で働いてる場合、大きく分けて選択肢は「働き続ける」か「辞めるか」のどちらかですが、本記事に辿りついた時点で「いますぐ辞めるべき」です。
「上司や人事に相談するべき」という意見もありますが、企業の体質上そう簡単には環境は変わりません。
また、理由はどうあれブラックな環境を放置している時点で疑問を企業のありかたとして正しいのか疑問を感じざるを得ません。
「いますぐ辞めるべき」というのも理由があります。
時間の無駄
ブラック企業で働き続けるのはシンプルに時間の無駄です。スキルも身につかないし、精神的に消耗することはなんの生産性もありません。
会社に居続けること自体が無駄そのものです。1日の3分の1以上(労働時間が多い方は2分の1もいるかもしれませんが)をつらい時間というのはあまりにも酷です。
いますぐ辞めるべきです。
→入社1か月で退職しても転職に問題ない?【転職以外にも選択肢はあり】
歪んだ価値観や思考になる
ブラック企業で長く働いてる人達は歪んだ価値観や思考になりがちです。
- 給料少なくて当然
- 仕事終わらなかったら残業して当然
- お客さんが必要としてたら休日も出勤するべき
慣れとは怖いもので、一つの環境に居続けるとその環境が自分にとってあたりまえになってきます。特に新卒でブラック企業に入ってしまった方はその企業の価値観に洗脳されてしまいます。
たいていの場合、「ブラックな上司」なんかもブラック企業の体質にドップリ使ってしまってるので価値観や思考が歪んでいます。自分だけならまだしも、それを部下だったり周囲の人間も巻き込んでいきます。
あなたがブラック企業の歪んだ体質に染まり、「ブラック上司」になって新たな被害者を生まないためにもいますぐ辞めるべきです。
ブラック企業を辞めると決めたら
ここまでの記事を読んで頂いて、さすがにブラック企業に居続けるという選択を取る人はいないと信じています。
それを踏まえて、ブラック企業を辞めると決めたら、具体的にどんな行動をとっていけばいいかを解説していきます。
精神科や心療内科に行く
「普通でない」環境に居続けたら、メンタルが病んでくるのはあたりまえです。
そこでおすすめするのが「精神科や心療内科に行くこと」です。目的が治療というのもありますが、他にもメリットはあります。それは、診断書があれば下記のメリットを得られるからです。
- 傷病手当金や労災がもらえる
- 失業保険の待期期間が減る
- 退職後仕事がなかったら社会保険の減免がある。
細かい説明をすると長くなってしまうので本記事では割愛しますが、いずれにしてもすこしでも精神面で消耗していたら行ってみましょう。
抵抗がある人がいるかもしれませんが、いまは診察を受けてる人が増えてきてますし、誰も他の人のことなんか見てないので気にする必要はありませんよ。
本当にやばかったらとにかく休みましょう 。
退職手続きをする
退職を決意したら、すぐに辞表を書いて会社に提出しましょう。「退職願」ではなく「退職届」です。「退職願」より「退職届」の方が退職の意思を固める表明になります。
2か月先とか言われたら?
会社によりますが、退職届を提出してから退職まではおおよそ1か月、長いところだと3ヶ月あるところもあります。ただ、それはあくまで「会社の就業規則」の規定であって「法律」ではありません。
法律上は退職届提出から退職日まで2週間でも問題ありません。
転職先を伝えたらだめ!
退職の意思を伝えたら、「転職は決まったの?」「次はどこ行くの?」と聞いてくる人もいるかと思いますが、すべて濁しておきましょう。
なかには「転職妨害」をしてくる人もいます。転職先に根も葉もないうわさを広められるリスクもあるので、絶対に転職先を伝えてはいけません。
引き止められたら?
「給料上げるから」「役職上げるから」などさまざまな理由で退職を引き止められることがあります。結論は無視しましょう。結局は一時的なものですし、本質的な解決にはなりません。淡々と退職に向けて動いていきましょう。
「でも」とか「どうしよう」という感情はいらない
「でも待遇を改善してくれるから退職やめようかな」
「給料あげてくれるっていってるけどどうしよう」など、「でも」「どうしよう」という感情は一切いりません。
迷ったらどんどん行動がおそくなってしまいます。
退職への行動ができない場合
会社が理由をつけて退職届を受理しなかったり、精神的に会社に行くことが困難になったり・・・どうしても退職できないケースが出てくる人もいると思います。
そんなときは「退職代行」にお願いしましょう。全部の業務を代わりにやってくれるので、時間的にも労力的にもかなり負担が軽くなりますよ。
転職活動をはじめる
優先するのはまず退職することですが、余裕があれば転職活動もはじめていきましょう。
退職と転職のタイミングは非常に悩むべきところだと思います。
3年以上経験がない
「今の会社で3年も働いてないから退職しても次が見つかるか不安」という声もありますが、下のグラフからもわかるとおり、3年以内の退職は3割を超えていままた、終身雇用の崩壊や「同一賃金同一労働」と雇用状況も変わってきているので、今後は人材の流動性がさらに上がっていきます。経験年数は転職活動で重要なポイントではありません。

特に20代は年齢的にも大変有利です。転職市場を把握するためにも一度転職エージェントに相談することをおすすめします。
在職中じゃなくても問題ないです。
「退職してからだと転職に不利」という人もいますが、ブラック企業にいながらの転職活動は本当におすすめしません。
- 精神的に消耗してる中、転職活動に専念できるわけがない
- 焦って転職活動をするあまり、希望でなかったりまたブラック企業に入ってしまう。
おもに上記の2つの理由から、ブラック企業に在職しながらの転職活動はおすすめしません。
それでは、どうすればよいのでしょうか?
失業保険をもらいながら、資格の勉強をしたり職業訓練を受けてスキルを身に付けるという選択肢があります。
また、特に20代におすすめなのが無料で受けられる「転職支援付きのプログラミングスクール」です。
時代の流れから、今後はITの人材不足が拡大するので、IT人材は引く手あまたな上に待遇も良いです。
人材不足→人が欲しい→社内環境を良くして魅力的な求人を出す
IT業界は他の業界よりも平均年齢が比較的若く、古い価値観にとらわれてないのでおすすめです。
少しでも興味があれば、無料体験や説明会や個別相談をしてるサービスもあるので覗いてみて下さい。
まとめ

- ブラック企業は辞めるべき!
- 辞めるためにまずは行動!
現在、企業の数は数百万社あります。
その中にはあなたが居やすい会社やあなたのスキルが本当に必要な会社は必ずあるはずです。
いまのブラック企業にあなたが居続ける理由はありませんよね?
「退職」という行為は人によっては「転職」よりエネルギーを必要とします。
ただ、それでも行動し一歩踏み出せた人が次の環境に行けます。
より良い環境で働くためにもまずは行動し、そして最高のビジネスライフを手に入れましょう!
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