情報ビジネス。自分には縁がないと思う人が大半でしょう。
しかし、情弱ビジネスに騙されている人はそのことをわかっていない傾向にあります。
情弱ビジネスの特徴について知っておくだけでも、今後あなたが情弱ビジネスに騙される可能性がグンと減ります。
それでは、さっそくですが本題です。
情弱ビジネスの特徴

情弱ビジネスはターゲットを絞っている
どの情弱ビジネスもターゲットをある程度絞っています。マーケティングで「ペルソナ」といわれるものに近いですね。
それでは、どういった立場にある方がターゲットになるのかみてみましょう。
学生
学生といっても大学生や専門学生、特に20歳を過ぎていれば騙される確率は一気に上がります。
学生は社会人経験がないため、ビジネスの仕組みも理解していません。
にもかかわらず、バイトで小銭はあり、20歳を過ぎていればローンも組めます。
まさに情弱ビジネスにとっては恰好のターゲットです。
マルチ商法から詐欺に近いものまで多くの情弱ビジネスの対象になります。
主婦
専業主婦でも、ネットが普及している現代はいたるところに罠が仕掛けられています。
ネットの広告で「主婦でも稼げる」という文言を見たことがある人は少なくないはずです。
投資をはじめとする情報商材などがあるのが特徴です。
また、ネットだけではなく、リアルでも情弱のターゲットになりやすいです。
特にマルチ商法など、日用品を扱ったものの場合、主婦に商品をすすめやすいです。
喫茶店で商品の売り込みをしてるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?
専業主婦の場合は、家族以外と関わることが少ないので、こういった情弱ビジネス自体がコミュニティ化してしまう傾向にあります。
新社会人
新社会人も学生と同じく 社会経験が浅いためビジネスの仕組みがわかりません。また新社会人の中には学生気分が抜けず会社に溶け込めない人たちもいるので、そういった方達をターゲットにする情弱ビジネスもあります。
ブラック企業で働いている新社会人などはターゲットになりやすく情弱ビジネスの謳い文句である「すぐ稼げる」「自由になれる」などに引っかかってしまいます。
陰キャ、陽キャ
これらの二つは一見関係ないように思うかもしれませんが、共通して言えるのはどちらも人間関係に飢えているというところです。
陰キャの場合は友達が作りたい、陽キャの場合はもっと友達を増やしたいという気持ちがあります。
マルチ商法から保険の勧誘といったものまで、 最初は家族や友達知り合いから声をかけて行きます。
今まではそんなに仲良くなかった知り合い程度の友達からいきなり連絡が来たり会おうと言われたら注意しましょう。
金に困ってる人
生活保護や自己破産一歩手前の人など、お金に困ってる人もターゲットになります。
お金がない人からお金を引っ張れないと思われますが、追加でローンを組ませるのです。
ローンを組ませて商品を買ってもらえれば売った側はあとのことは知りません。
お金に困っていれば「ノーリスクですぐに稼げます」という謳い文句に乗りやすいので、情弱ビジネスにとっては売りやすい対象なのです。
上記の立場の人に共通するのは、お金がないか、知識がないか、人脈がないのいずれかに当てはまることがことです。
情弱ビジネスのマーケティングは、このどれかに該当していたほうが商品を売れやすいからです。
「オレは騙されたりはしない」と思っていても、あなたがもし上記の立場に置かれていたら、普通の人よりも多くの誘いがきます。
その中には、あなたが興味をもったり、普通のビジネスに見える情弱ビジネスが混じっていないとは言い切れません。
情弱ビジネスは、どんなに気を付けてもし過ぎることはないのです。
売り方が決まっている
情弱ビジネスも一応はビジネスである以上、商品を売る必要があります。
商品を効率良く、たくさん売るためにはマーケティングが不可欠であり、情弱ビジネスもマーケティングを使っています。
その内容はシンプルですが、騙される人がいることは効果があるということにもなります。
特徴をみていきましょう。
欲望を駆り立てる
情弱ビジネスをしている人は憧れを演出します。
インスタやツイッターでパーティーや高級料理、高級車、札束などをアップしているのを見たことがあると思います。
そういった一見華美な生活をみせることで、見ている人の欲望を駆り立てるのです。
写真の高級車や札束はレンタルだったりするんですけどね・・・・。
読者に対して、「自分もこうなりたい」と思わせるのが目的です。
「稼ぐ方法を知りたい方はDMまで」というのがお決まりなパターンです。
信頼させる
「芸能人の○○も使っている」というのがよくある例です。
有名人が使っていることを例にすることで、商品の信頼にもつなげようとします。
日本人は右ならえの文化のため、「みんなつかっている」という言葉に弱い人が多いです。
ネットだけではなく、対面販売の場合にも、「みんなつかっている」という文言は一定の効果があるため、この言葉を聞いたときは警戒する必要があります。
恐怖や不安を煽る
恐怖や不安を煽るのも効果は絶大です。
「このままサラリーマンを続けていたら不安定」
「権利収入を得なければいけない」
などと、将来に対する金銭的な不安を煽り、稼がなければならないと説得します。
そうして、投資商品やノウハウの情報商材を売りつけるのです。
稼げると謳う
「中卒でも2か月で300万円稼いだ方法」
「主婦でもスマホ1台で旦那より稼いでしまいました!」
とにかく稼げるという言葉を全面に押し出します。
稼げるという言葉はお金がない人だけではなく、もっとお金を稼ぎたい人にも響きやすいので使い勝手が良いのです。
広告では上記のようなインパクトがある言葉が使われがちですが、少し考えればそれが自分にも当てはまるとは限らないことくらいはわかるはずです。
ただ、広告をクリックしてしまったらさらに巧妙なセールストークが詰まってるので油断できません。
無料を使う
マーケティングで「フリー戦略」というものがあります。
商品を最初は無料で使ってもらったり、他の高単価商品も買ってもらうことを目的とした戦略です。
有名なところだと、マクドナルドのコーヒー一杯無料のキャンペーンです。
コーヒーは無料で販売し、ポテトやハンバーガーをセットで売るという戦略です。
情弱ビジネスの場合の無料は、無料メルマガやライン登録といったものから、返金ありというものもあります。
無料で提供することで信頼性を上げ、のちのち高額商品の売り込みにつなげます。
もちろんこれは情弱ビジネスだけではなくそれ以外のビジネスにも使われている手法なのでフリー戦略を知っているからといって情弱ビジネスとは断言できません。
いずれにせよ無料の時はただ単に利用するだけではなく、そこにどういった仕掛けや目的があるのか考えていくことが必要です。
情弱ビジネスに引っ掛からないために
情弱ビジネスに騙される人は、自分が騙されてることにすら気づいていません。
それは、判断基準がないからです。
稼ぎたい、損したくないという感情が先行してしまい、そこに論理はありません。
誰もが楽に、しかもリスクなく稼げるということはあり得ないのです。
ただ、それを表面上はわかっていたとしても「自分ならできるかもしれない」と根拠のない自信から情弱ビジネスに手を出してしまうのです。
そういったリスクを防ぐために重要なことは一つです。
それは、知識をつけることです。
マンガや本、YouTube動画からセミナーなど知識をつけられる手段はいくらでもあります。
稼ぐよりも、学ぶことに目を向ければ、情弱ビジネスに騙されることがなく、結果的に豊かになれます。
当ブログではお金についてさまざまな情報提供をしています。
情弱ビジネスに引っ掛からないように知識をつけていきましょう。
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