何千もの資格がある中で、どれが転職する上でコスパがいいのか悩まれてる方もいらっしゃると思います。
- 今の会社を転職したい
- 未経験でも「これがあれば転職できる」という資格があれば知りたい。
- できればそこまで難しくない資格がいい
本記事はおもに上記のような悩みをお持ちの方に向けての内容となってます。
本記事を読むことによって、未経験でも比較的転職しやすかったり、より実用的でキャリアアップに繋がる資格を知ることができます。
転職におすすめの資格まとめ!

本題に入る前に少し前置きが長くなってしまい恐縮ですが、まずはじめに本記事でおすすめする資格の条件を整理したいと思います。
下記の条件に当てはまる資格は転職を有利にしやすい資格になります。
転職におすすめな資格の条件
独占業務のある資格
資格が無ければできない資格のことです。わかりやすい例だと医者や弁護士などです。
独占業務の資格の場合、無資格者が業務を行った場合は「違法行為」で逮捕されることもあります。
弁護士や医者以外の独占業務の資格は税理士や司法書士などありますが、難関資格のため「現実的」ではありません。要は、働きながらだと資格取得をするのに大変ということです。
本記事内では、「合格率2桁以上の国家資格」を紹介しています。2桁以上なら数か月での取得も可能だからです。
「どうしてもこの資格がなきゃできない仕事をしたくない」というなら話は別ですが、それ以外の方にとってはあまり「コスパの良い選択」とは言えないでしょう。
希望の業界に関連する資格
大前提として、転職しようと思ってる業界にピンポイントに絞って資格を選びましょう。
逆に、先に転職しようと思ってる業界を先に決めなければ効率が悪いです。
介護業界が希望なのに簿記だったり、旅行業界希望なのに宅建だったり・・・
関連のない資格を取るのも悪いとは言いませんが、転職の面接時にも突っ込まれるでしょうし、転職が目的なのであれば関係ない資格は後回しにするべきです。
需要がある
業界自体に人材が足りていない場合。
人材が足りなければ資格があるだけですんなり転職できたりします。
求人の要件に資格の名称が記載されているのもポイントです。
そこまで難易度が高くなくても資格があるだけで「無資格の経験者」より重宝される場合もあるので、本記事ではその点を基準に資格を紹介していきます。
学歴が関係ない
今回紹介する資格はわりと学歴が関係なくても転職しやすいものになります。
学歴というよりは資格だったり、ヒューマンスキルの方を重視しています。
前職で「ヒューマンスキル」をアピールできるところがあればさらに活かしやすいです。
前置きが長くなってしまいましたが、ここからは具体的な資格を紹介していきます。
宅地建物取引士
- 受験資格がない
- 独占業務
- 資格手当が出る
筆者自身、宅建を取ってアパレルから不動産業界に転職したのですが、正直かなりコスパが良いです。働きながらでもがんばれば半年で合格できますし、資格手当も2~5万出る会社がほとんどです。不動産業界で歩合が高い会社に転職して結果を残せば年収1000万円も可能です。
ただ、不動産業は大半が接客業なので、接客がどうしてもしたくない方にとってはおすすめしません。
→宅建士資格を取って転職ってどうなの?【元不動産会社員の実体験】
通関士
- 土日休み
- 通関士手当が出る会社もある
- 商社やメーカーにキャリアアップできる
通関士は港や空港などでの貿易事務がメインの仕事になります。
海運業界は安定している上に競争率も高くないので、実は穴場の業界です。企業によって給料の幅はありますが、平均年収に比べれば高い会社が多いです。
管理業務主任者
- 資格手当が出る
- 土日休みが多い。
- 独占業務
こちらも不動産業界の資格でして、宅建士と共通している部分が多いです。マンションの管理がメインの仕事になりますが、土日休みの会社が比較的多いです。管理業務だけで資格手当がある会社が多いですが、中には宅建士と合わせて毎月5万円以上の資格手当が支給される会社もあります。
資格手当でここまで出る資格はなかなかありません。
ファイナンシャルプランニング技能士
- 金融業界の信頼度が高い
- 手当が出る会社もある
- 不動産、銀行、保険と活躍できる幅が広い
知名度がかなり高い資格で、ビジネスマンなら持っておいて損はない資格です。FP単体ですと保険業界への転職がしやすいですが、活躍できる業界が広いので、他の資格をとるなどすれば「横展開」できます。
ちなみに、名刺に書くなら3級ではなく2級からと言われてます。1級はかなり難易度が高いですが、2級は比較的短期間での取得が可能です。
登録販売者
- 資格手当や時給アップ
- 活躍できる場が多い
- 需要が高くなってきている
TOEIC・TOEFL
- 将来性がある
- 外資系の求人も狙える
翻訳機能の性能が高くなってきているものの、やはり直接のコミュニケーションにはかないません。グローバルな状況の中で英語ができればその分できる仕事の範囲も拡がります。TOEICの場合は600~800点以上、 TOEFLは213点以上がスキルとして評価される一つの目安です。
そして、他の仕事と合わせればさらに幅が拡がる資格でもあります。
旅行業務取扱管理者
- 旅行業界の転職に有利
- 資格手当が出るところもある
- 英語を取ればさらに幅が拡がる
旅行業務取扱管理者はざっくり言うとお客様のために旅行プランを立てる仕事です。
団塊の世代が退職したり、東京オリンピックの関係で国内、国外ともに観光客が増えていくと言われています。「ネットがあるから」という理由で利用しない人もいますが、ネットが苦手だったり「プラン自体人に任せたい」という一定数の需要もあります。
いずれにしろ、今後も需要が見込める業界です。
ダブルライセンスだったらさらに転職しやすい
いままで紹介してきた資格は、2つ以上とるとさらに相乗効果が期待できます。
たとえば、
宅地建物取引士×ファイナンシャルプランニング技能士
旅行業務取扱管理者×TOEIC
同じ業界で必要とされるスキルを取ることでさらに市場価値があがります。
社会人だと学歴以外に評価できる「指標」が限られてくるので、必然的に資格で評価する必要が出てきます。いずれにせよ、掛け算で昇進を目指したり、さらに同じ業界で転職するなど選択肢が増えるので、ダブルライセンスを狙うのは非常に効果的です。
公務員
- 給料が安定してる
- 信頼がある
- リストラがない
公務員試験自体が資格になります。
公務員試験によって学歴制限や身体能力などの基準を設けてますが、そこまで受験資格は厳しくはありません。
景気が良くてもそこまで給料はあがりませんが、不景気になっても安定してるのが公務員です。
お金よりも安定を求めている方にとってはおすすめな進路です。
「転職スキル」も大事
ここまで「資格」という「スキル」について解説していきましたが、「転職スキル」というのも考えていく必要があります。
「資格を取ったはいいけど、履歴書の書き方や面接での自己PRの方法がよくわからないしスケジュール管理も苦手・・・」という方もいると思います。
なにより、その資格を活かせる求人を見つけ方がわからないと転職しようがありませんよね。
そういった転職活動をスムーズに進められる「転職スキル」も転職を成功させるには重要なスキルになってきます。
とはいえ、自分1人だと時間や労力に限界があります。
そこでおすすめするのが「転職エージェントの活用」です。
履歴書の添削から面接のコツやスケジュール調整までサポートしてもらえます。
もちろん、一方的にまかせっきりにするのは良くありませんが、上手に活用できればあなたの転職を成功させられることになります。
技術としてのスキルを身に付けるのもあり
「資格もスキルだろ」という意見も聞こえてきそうですが、ここでいうスキルは「手に職」的なものです。
資格はなければできませんが、スキルは極端な話、身に付けようと思えば誰でも身に付けられるものです。
本記事のタイトルに「市場の流れに乗る」とありますが、そのことを考慮するとおすすめできるのは「プログラミング」です。
小学校でもプログラミングの授業が導入されてることからもわかる通り、今後はエンジニア人材が不足していくのは国が認めているところです。
需要が多いし、技術も比較的短期間で身に付けられるので、「勉強が嫌だ」という方には資格ではなくてスキルの習得をおすすめします。
→エンジニアは稼げるのか【フリーランスなら年収1000マンも可能】
特に20代の方は、無料で受講できるエンジニアスクールもあるので、万一失敗したとしても金銭的リスクはありませんし、数か月学習すれば転職支援も受けられます。
→無料のプログラミングスクールおすすめ3選!【転職支援あり】
そして、「転職して1、2年現場経験を積む→フリーランスエンジニアになる」というルートもあります。
フリーランスになれば平均でも年収1000万円近くなので高年収を目指せます。
キャリアに迷ってる方は魅力的なプランではないでしょうか。
キャリアには何を優先するかは人によって違いますが、待遇は良いに越したことはありません。
本記事を読むことによってより良いキャリアを作って頂ければ幸いです。
他の記事でもっキャリアに役立つ記事を発信してますので時間があればぜひ読んでみて下さい(^^)