「出世したい」「給料を上げたい」「会社で居場所が欲しい」・・・。
会社員をしている以上はさまざまな「欲求」がありますし、それはなにもおかしいことではありません。
ただ、それらの「欲求」を実現するためにはそれなりに会社でうまくやってく必要はありますが、会社の評価を気にすることが正しいとはいえません。
もちろん、「評価を気にしない」といっても「どうでもいい」などと投げやりになったり反抗しろというわけではありません。
外見や言葉遣いに気を付けたり、同僚や上司に対し最低限気遣いをした方がスムーズに人間関係が築けます。
本記事は会社での評価を気にしている方や、どうすれば自分の会社員としての価値を上げらるか考えてる人に向けての内容となってます。
また、会社員だけではなく、フリーランスや公務員などビジネスに関わる人たちすべてにとって役に立つ考え方です。
それでは、本題に入ります。
会社の評価を「気にしない」のが正しい理由

メリットが少ない
上司や会社の評価を気にしたところで、大半の会社は給料が大幅にアップするわけではありません。
また、自分がどんなに実績をあげたところで、その恩恵は会社や上司に搾取されることが多いです。
また、会社や上司には生産性という概念が通用しない傾向があります。
どう考えても自動化や無人化した方が効率が良いようなビジネスモデルだとしても導入しない。
それは、いまの業務状況の中でも収益が上げられていたり、新しいシステムの導入にコストがかかるのを嫌うからです。
要は経営に対しての考え方が保守的なのです。
その結果、時間あたりの生産性が低くなります。
そういった変化を起こしにくい仕組みができているので、いくら評価を上げようと頑張っても改善しようとしません。
評価を上げようと気にすること自体が無意味なものになってきます。
汎用性がない
汎用性とは他の会社でも使えるスキルのことです。
会社は「社内規則」や「マニュアル」、「暗黙のルールやマナー」などその会社独自の決まりがあります。
会社や上司の評価を上げるには、こういったさまざまなルールを把握した上で実行していかなければなりません。
しかし、そういったルールを気にして、評価が上がったとしても他の企業に転職したらどうでしょうか?
転職先の企業には転職前の企業と同じように独自のルールがありますし、当然評価の方法もちがいます。
「上司や会社の評価の上げ方」というスキルは他の会社では使えない=汎用性がないことになります。
将来的に転職を考えている方は特に会社や上司の評価を気にすることがいかに無駄かわかるでしょう。
評価を気にする時代ではない
- 自分を過大評価しすぎ
- 上司に嫌われている
- 会社の評価制度が問題
- 会社に成長性がない
上記のとおり、評価をされないのはさまざまな理由があります。
ただ、これからの時代は評価を気にする時代ではなくなります。
特に「年功序列の崩壊」や「同一労働同一賃金」「終身雇用の崩壊」といった流れが加速していくなかで、評価を気にすること自体が無意味になっていきます。
転職があたりまえになりますし、正社員が減ってアルバイトやフリーランスが増えてくることでしょう。
繰り返しになりますが、雇用が変化していく状況のなかでは、上司や会社の評価を気にしてもリターンが少ないです。
これからの時代はもっと意識していかなければならないことがあります。
それを次に解説していきますね。
市場から評価される人材を目指そう
上司が変わったり、転職したらまた評価をゼロからはじめなければならないですし、上司や会社の評価に「汎用性」がないことを解説していきました。
これから重要なのは、市場から評価されることです。
市場価値から評価されるとは?
生産性があげられる人材→売上を上げられる
会社はビジョンがあったり、社会貢献という目的の面もあると思いますが、大前提として利益を出していかなければなりません。
そのため、なるべく少ないコストで最大限の利益を上げられる人材の価値が高くなります。
市場価値が高い人材はその会社にとって最大限に利益を上げられる人のことです。
ノルマがない会社だとしても、かならず利益のもととある業務があります。
あなたのいまの仕事が直接的、間接的に問わずいかに売り上げにつながっているか考えていかなければならないのです。
自分の市場価値を知るには
市場価値といっても、なかなか自分で市場価値を知るのは簡単ではありません。
資格やスキル、経験はあってもそれらはすべての企業に通用するわけでもありませんし、当然、業界や職種、企業ごとに給料や待遇が変わってきます。
それでは、市場価値を知るにはどうすればいいか?
結論は転職エージェントに聞きましょう。
自分だけでは判断できない以上、第三者に判断してもらうしかありません。
基本的に家族や友人は素人ですし、会社の人に聞くことも抵抗があることでしょう。
そうなると、残される選択肢はプロの転職エージェントに聞くということになります。
当然、相手は業界市場を知りつくしているので、あなたの価値を総合的に判断することができます。
自分の市場価値から、いまの会社の待遇が合っているかを知ることができるだけではなく、どういったスキルや資格を身に付ければさらに市場価値が上がるかも教えてくれます。
利用も無料ですので、積極的に活用していきましょう。
最後に
上司や会社の評価を上げるというのもスキルの一つですし、「ひとつの会社でずっとやっていく」というのも間違いではないでしょう。
ただ、時代の流れが速い中で、ひとつの環境に身を置き続けることが賢い選択と言えるでしょうか。
いつ、自分の労働環境が変わるかはわかりません。
いざという時のために、備えておいてリスクはありません。
本記事を読むことで、少しでもキャリアについて考え直すきっかけにして頂ければ幸いです。
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