2ちゃんの創設者であるひろゆきさんが、自身のYouTubeライブで与沢翼さんについて発言したことが話題になってます。
僕自身、ひろゆきさんと与沢さんのYouTubeチャンネルを観たり、本を読んでいるので、非常に関心をもっています。
今回は、なにがどう問題になっているのか、改めて整理していきたいと思います。
ひろゆきと与沢翼について
ビジネス界では非常に有名で知名度が高いお二人ですが、改めてざっくりとですが紹介していきます。
ひろゆき
1976年生まれ。中央大学卒業、2チャンネルの創始者。
歯に衣着せぬ物言いで、「論破」を武器にメディアでも活躍。
著書も多く、最近では「1%の努力」を出版。現在はフランス在住。
与沢翼
1982年生まれ。早稲田大学卒業。アパレルやネットビジネスなどを起業し、「ネオヒルズ族」として一世を風靡。
経営が破綻するも、投資家として復帰し、現在は海外在住。著書に「ブチ抜く力」や「お金の真理」がある。
誹謗中傷炎上の原因
今回の事の発端は、ひろゆきさんのライブ配信の発言によるものでした。
ライブ配信(不定期)の内容は、毎回スパチャをした視聴者の質問にひろゆきさんがアドリブで答えていくというものです。
ちなみに、ひろゆきさんは、「シラフでビデオカメラに向かって話をするのには抵抗がある」という理由で、毎回ビールを飲みながら配信しています。
ひろゆきさんが与沢さんに言及したのも、視聴者の1人の質問に答えてる中ででした。
「友達がネットワークビジネスをやりそうなんですがなんとかできないですか?」
この質問に答えてる中、一例として、「与沢なんとか」さんと名前を挙げています。
与沢さんに関しての発言が、事実に基づいたものではなく、誹謗中傷とも捉えかねない発言だったため、今回の騒動につながったというわけです。
さらに具体的にみていきましょう。
ひろゆきの主張
ひろゆきさんは、視聴者質問に関して、次のように主張しています。
- 「ネットワークビジネスにはまる人ってバカなんですよ。頭が悪い人の特徴として、自分が頭が悪いってわかってないんですよ。」
- 「本当に成功者側だったら、ネットワークビジネスなんかやらなくても金持ちになれるんですよ。」
- 「優秀な人はネットワークビジネスやりません」
- 「ネットワークビジネスでお金持ちになった人って、ネットワークビジネス以外で成功することってほとんどないんですよ」
- 「(与沢なんとかさん)は本当に優秀だったら実業はやってるはずなのに、いまはユーチューバーをやっている」
上記はライブ配信の発言から抜粋したものになりますが、部分的に抜粋しただけだと、ニュアンスが変わってくるので、動画を観た方がよりわかりやすいです。
ひろゆきさんの説明自体はわかりやすいですが、主張の論理展開だと、どうしても誹謗中傷と受け捉えかねない説明をしています。
「ネットワークビジネスをはまる人はバカ」⇒「優秀な人はネットワークビジネスをやらない」+「成功者ならネットワークビジネスをやらなくても金持ちになれる」
この話の流れの中、与沢さんが「本当に優秀だったら実業はやってるはずなのに、いまはユーチューバーをやっている」と発言したら、
「与沢翼=ネットワークビジネス」⇒「ネットワークビジネスはまる=バカ、優秀じゃない」
と捉える人もいるわけです。
与沢さんのことをよく知っている人ならともかく、そこまで知らない人に取っては悪い印象に捉えられてしまうでしょう。
与沢翼の主張
ひろゆきさんの発言に対して、与沢さんはTwitterとYouTubeで反論しています。
与沢さんの主張を整理してみます。
- 「接点がないのに名前が出され、評価を下げる発言を不特定多数に一方的かつ断定的にしている」
- 「ネットワークビジネスは自ら辞退しただけであって、失敗した事実はない」
- 「ユーチューバーをバカにしているが、ひろゆきさんもスパチャでライブ配信している」
- 「ネットワークビジネスと濃いつながりがないのに、与沢=優秀ではない」と言われ残念」
上記のように捉えてしまうのもわかります。
ただ、ひろゆきさんからしたら、「辞退=成功してない⇒失敗」ともいえるでしょうし、そもそも、情報商材をネットワークビジネスと解釈してるかもしれません。
第三者の意見
今回の騒動について第三者の意見を見てみましょう。
他のインフルエンサーのコメントもありました。
ひろゆきはどう対応していくのか
与沢さんは、弁護士にも相談しているので、もしかしたら、訴訟をするかもしれません。
ただ、ひろゆきさんの性格からして、裁判に応じないでしょうし、賠償命令がくだったとしてもスルーし続けるでしょう。
実際、過去には億単位の損害賠償請求や裁判への出廷を無視してますし。
また、番組で対談の機会が与えられたとしても、「論破」してきそうですね・・・
予想されるコメントとしては、
「情報商材もネットワークビジネスですよね?」
「情報商材は実業じゃないし、アパレルは失敗してるのに優秀なんですか?」
「僕はYouTubeをやってますけど、別に本業ではないです。」
といったところでしょうか。
まともに相手にするほど、終わりが遠くなっていきそう(^^;)
まとめ
個人的には、与沢さんが情報商材について一切言及していないところが気になりました。
今回の騒動で、「(ひろゆきさんが)ネットワークビジネスと言ってるのは、情報商材のことではないか?」と思った人もいるのではないでしょうか?
もし、ひろゆきさんが情報商材のことを言っているのだとしたら、成功してないというのもわかる気がします。
ひろゆきさんの言いかたは直接的過ぎますが、「人を騙すような商売」や「お金を第一優先に考えるビジネス」が継続していくのは厳しいという点は同意できます。
ネットでも「与沢翼 情報商材」と検索すると、大量にヒットします。
情報商材の内容としては、「秒速で1億稼ぐ方法」をパッケージにして数十万円で販売しているというものです。
真偽のほどは定かではありませんが、TwitterでもYouTubeでも与沢さんは一切そのことを話ていなく、避けているとさえ感じました。
どちらに肩をもつとかはありませんが、結末は気になるところです。
いずれにしても、中立的な立場で物事を見ていくことが重要ではないでしょうか。
2人の考えは、本を読めばさらに理解が深まり、言い分もわかるようになります。
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