住宅ローンを組む際に切りはなせないのが「頭金」です。
頭金をいくら揃えたらいいのかは「その人の状況による」としかいえないのが現状です。
抽象的な表現でスミマセン(^^;)。
ただ、全員が頭金なしでいいかというと違いますし、頭金を2割払ったら生活がきつくなる人がいるのも事実です。
状況がそれぞれちがうので、万人にとって正解はないんですよね・・・。
とはいえ、住宅ローンの頭金を判断するポイントは非常に重要です。
今回は、
- 住宅ローンを組んでる人がどのくらい頭金を組んでるか知りたい
- 自分だったらいくら組めばいいか目安を知りたい
というような悩みを持った方に向けた内容となってます。
本記事を読むことによって、あなたにとって頭金がいくら必要か考えるポイントがわかります。
それでは、解説していきます。
住宅ローンの頭金はいくらがいいのか考えるコツ

頭金はなしでもいい?
いまは、諸費用も含めて、頭金がなくてもいい、いわゆる「フルローン」を組むことも可能です。
ただし、「金利が安いし、組めるならフルローンでいい」という安易な考えは要注意です。
新築か中古にもよって変わる
新築は中古よりも買った瞬間からの価値の下がり方が大きいです。
おおよそですが、買った瞬間1割、物件によっては2割くらい価値が下がってしまうことがあります。
仮にフルローンで借りた場合、買った瞬間に住宅の価値が残債の額を下回ってしまいます。
もしも、なにかしらの事情で住宅を手放すことになったら、住宅を売却したとしても手元にお金が残らないという状況になります。
そうなったら、最悪の場合は自己破産という可能性もあります。
頭金を組むか考える際は、将来発生するかもしれない万一の可能性も考えて検討していく必要があります。
→住宅ローン一括審査申込
リスクとバランスを考える
さきほどのように、住宅ローンを組んだあとにはなにが起きるかわかりません。
また、物件を買ったタイミングで家計状況が違います。
いま、自分たちの家計状況を配慮して頭金を考えていく必要があります。
お子さんがいたり、教育費がこれからかかるような場合はなるべく頭金を抑えていく必要がありますし、比較的余裕があれば頭金を多めに入れてもいいでしょう。
→住宅ローン一括審査申込
目安はあくまで目安
「頭金は2割が理想」といわれてますが、あくまで目安と考えていたほうがいいです。
というのも、「頭金は2割いれるものだ」と考えるあまり、他の生活費の部分に目が届かなくなり、生活に負担がかかってしまう可能性があるからです。
頭金を意識するあまり生活が破綻してしまうのは本末転倒です。
現在の家計状況と将来の家計状況を把握し、そこから逆算して負担がない程度に頭金を用意するのをおすすめします。
金利について考えよう
「変動金利で安いから頭金は少なくていいし、最長の期間で返済していこう」と考えるのは危険です。
確かに、金利は1%を切るのが珍しくありませんし、投資にお金を回せばもっとお金がふえていくでしょう。
ただ、トータルでいうと支払う利息は数百万円にもなりますし、投資についてはリスクもあります。
つまり、頭金は生活に余裕がある分を残してできる限り多く用意し、トータルの借入額を減らす(支払い利息を減らす)のが重要だということです。
さらに、借り入れ後も余剰資金を繰上返済に回していけばさらに効率的でしょう。
「繰り上げ返済は最強の投資」という人もいるくらいです。
金利の恩恵を受けつつ、余裕を持って繰り上げ返済していきましょう。
住宅ローンの審査は複数でするべき
どの住宅ローンを組むかは、重要なことにも関わらず不動産会社と付き合いのある銀行だったり、普段から利用している銀行などで決める方もいます。
優遇される部分もあるかもしれませんが、最初から1つに絞って審査することは危険です。
- 審査に落ちる可能性がある
- 金利や保証料が他の銀行より高い可能性がある
主にお金について損をするリスクがあります。
他の銀行と見積もるだけで、費用がかかるわけではありませんし、すこしでも費用を抑えたいというのは消費者としてあたりまえなことです。
よく比較検討し、メリット・デメリットを把握した上で住宅ローンを組む銀行を決めていきましょう。
→住宅ローン一括審査申込
頭金より大事なこと
頭金をいくら揃えるかも大事ですが、それ以上に無駄な出費を抑えていくことが大事です。「あたりまえだろ」と思う方もいるかもしれませんが、細かく見ていくと意外と無駄遣いしてる部分が見えてきます。
保険、スマホ、車、税金、光熱費。
見直せば無理なく削れる部分が出てくるはずです。
もし、住宅購入を考えているようであれば、同時進行で家計について見直していくことが不可欠です。
頭金も貯まりますし、審査も通りやすくなるので損はないですよ(^^)
いまはプロのファイナンシャルプランナーに無料で相談できるサービスもあります。
住宅ローンや保険など家計についてトータルで相談に乗ってもらえるので是非利用してみて下さい。
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