令和の治安維持法ともいってもいい香川県の新しい条例「香川県ネット・ゲームに対する依存症対策条例」が施行されました。
Twitterや5ちゃんでも話題になってるので、この機会に当ブログでも取り上げさせて頂きました。
本記事を読むことによって、この法律について考えるきっかけになってもらえれば嬉しいです。
ちなみに、大半が批判的な内容になってるので、県議会関係の人がいたらゴメンナサイ、笑
香川県、ついにゲーム依存対策条例がはじまる

そもそも、ゲーム条例がどういったものか聞いたことがない方のためにも軽く概要を整理していきたいと思います。
条例の概要
目的
- 視力障害や引きこもりにつながるので、依存状態となり大人でいうところの薬物依存と同じ状態になります。
- 成長過程において何事にも積極的にチャレンジし、活動の範囲を拡げるようにゲーム依存症対策を進めなければなりません。
使用の制限
こども(18歳未満)ゲームの使用について1日あたりの使用時間に制限が設けられました。
平日・・・60分まで
休日・・・90分まで
説明していく内容については、香川県ネットゲーム依存対策条例(仮称素案)から引用してますので、さらに詳しく知りたい方は読んでみて下さい(^^)
パブリックコメントの多さが怪しい
賛成数が9割という疑問
香川県に寄せられたパブリックコメントが2601件で、このうちの9割が賛成でした。
団体では9割が反対、賛成は1割にとどまっているのに関わらず、個人だと9割以上というの疑問を感じざるを得ません。
もし、なにかしらの「意図」が働いてるなら説明がつきますが・・・。
集まってる票がおかしい
香川県だけで2601件のコメントが集まってます。中央官庁でも1000通もこないのにこの数字は多すぎです。
案件によっては、数通ということも珍しくありません。
いくら話題になってるとはいえ、ここまでの件数が集まるのはなにかしらの「動き」があると疑ってもいいですね。
ツイッターの声
引きこもりの原因がゲーム
条例の内容に引きこもりを防ぐためにゲーム時間を減らすというのも謎です。

引きこもりの原因は、職場や学校、家族などの人間関係が大半です。
ゲームをやりまくってて引きこもりにならない子供もいますし、ゲームが好きじゃなくても引きこもりになる子供はいます。
マンガやドラマなどの影響かわかりませんが、「引きこもり=ゲームをしている」というイメージで決めつけてるだけなのではないでしょうか。
条例を実行する意味がない
条例の内容をみて思ったのが、やる意味がないということです。
条例を見ていくと、特に罰則的なものがない・・・。もちろん、各家庭に監視カメラをつけるなら話は別ですが、もちろんそんなことは許されません。
ゲーム時間を減らすのが意図で作った法律なのに罰則がない・・・。
罰則がない法律をわざわざ時間や予算をかけて作るのは意味がないですね。
香川県のコロナウィルス対策
香川県では3月3日から公立の小中学校が休校になりました。その約1週間後にゲーム依存対策条例の施行です。
ゲーム機がある各家庭で、条例を機にお子さんのゲーム時間を制限するところが出てくるかもしれません。
ゲームはできないし、学校にもいけない・・・。時間を持て余したお子さんがやる選択肢には「外出」がでてきます。
外出をしないように休校にしても、ゲーム対策条例を施行すれば外出の可能性が出てくるのは少し考えればわかるような気がするのですが・・・。
条例も休校も意味がない、言ってしまえば無駄な対応です。
また、結局こどもが外出してコロナが拡散しても、こどもはコロナで死ぬことはないと言われています。一方、高齢者は感染すれば死亡の可能性が出てきます。
議会の「大事な票」を失うことになってしまうんですけどね・・・。
時代の流れに逆行
eスポーツで数億円稼ぐゲーマーも出てきてますし、今後はVRの発展でよりゲーム業界が盛り上がってくことがわかってます。いまはユーチューバーも職業と認知されてきていますが、ゲーマーが職業としてあたりまえになる時代も遠くはありません。
そんな時代の流れの中、「ゲームは制限する」というのは時代錯誤以外のなにものでもありません。
「何ごとにも挑戦し、活動の範囲を拡げる」という一方で、実はゲームが好きなこどもの可能性を狭めていることにも気づくべきです。
そうだ、香川出よう
もうお気づきかと思いますが、控えめにいって、香川県は非常に無能保守的です。
条例をきっかけに香川から出ていく人も増えてるみたいですね。
居心地が悪ければど移動するのは当然ですし、「家庭に干渉している」ともいえる条例なので反発するのも仕方ないことだと思います。
むかし、あるブロガーさんが「まだ東京で消耗してるの?」と言って炎上していましたが、香川もこのままだとそう言われてしまいますね。
今後の香川県の動きに要注目です。
コメント