【現役宅建士が解説!】賃貸物件の仲介手数料、相場はいくら?【値引き交渉の方法も紹介】

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中西りょうた

当ブログの管理人。神奈川在住。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザーの資格を保有。高校卒業後、アパレル販売員から不動産業界へ。賃貸仲介や賃貸管理などの仕事を約4年経験。
不動産会社員時代の経験や、資格で得た知識を活かして不動産やお金について情報発信をしています。
不動産のご相談、ライティングや記事の監修などもしてますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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こんにちは!現役宅建士の中西です!

賃貸の引っ越しを検討していて、仲介手数料の相場を把握しておきたい人は多いのではないでしょうか。今回は下記のような悩みを持った方に向けての内容になっています。

  • はじめての引っ越しで仲介手数料の相場がよくわからない
  • 仲介手数料無料ってあるけどどうして?仕組みが知りたい
  • 引っ越しで賃貸の契約をしたいけど初期費用が高い。
  • 仲介手数料を安くしたいけど交渉のタイミングがわからない

「仲介手数料はぼったくり」「仲介手数料はやすくできる」という意見もあり、値引きをして当たり前という人もいますが一概には言えないので注意が必要です。仲介手数料について正しい知識を身につけていきましょう。

本記事を読み、仲介手数料についてシステムを理解し一通りの知識を持っておくことで、部屋探しがうまくいくようになります。

内容は少々ボリュームがありますが、本記事は仲介手数料の相場について内容が網羅されていますので是非最後までお読み頂ければと思います。

僕自身、部屋探しの経験が5回以上あり、現役の宅建士として不動産仲介をしています。お部屋を借りた経験と仲介の知識を活かし、中立の立場から解説していきます。

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賃貸物件の仲介手数料の相場について

賃貸物件の仲介手数料の相場について

仲介手数料にはまず法律上の規定があり、その上で相場を把握していく必要があります。順に解説していきます。

法律上の規定

まずはじめに、仲介手数料は不動産会社が自由に決めていい報酬ではありません。

報酬は国土交通大臣によって定められ、不動産業者はその額を超えて報酬を受けることはできません。不動産会社が不動産を仲介したときに受け取れる報酬は「賃料の1ヶ月分以内」が上限です。

「宅地建物取引業法第46条」に規定されています。

(報酬)第四十六条

1.宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買、交換又は貸借の代理又は媒介に関して受けることのできる報酬の額は、国土交通大臣の定めるところによる。

2.宅地建物取引業者は前項の額をこえて報酬を受けてはならない。

宅地建物取引業法

注意点としては報酬はあくまでも上限というだけで、一定額を定めているわけではありません。下限については規定も罰則もないため、不動産業者が仲介手数料を無料にするのは自由です。

もちろん、仲介手数料を1ヶ月より多く取るのは違法です。(仲介手数料の規定を超えて請求されたら宅建協会に通報しましょう。)

また、重要なのが仲介手数料は借主の承諾なしに賃料1ヶ月分の請求はできません。逆に言えば承諾があれば賃料1ヶ月分の請求はできます。

とはいえ人気物件は仲介手数料が1ヶ月分でも決まるので、どの物件でも値引きできるというものでもないんですよね・・・

手数料別の相場

相場は家賃の0.5~1ヶ月分+消費税が目安になります。ただし、あくまでも広告料や物件の募集状況によっても変わるので目安程度の認識でいたほうが良いです。

※消費税10%で算出 

                

賃料仲介手数料0.5ヶ月分の場合(税込)仲介手数料1ヶ月分の場合(税込)
40,000円22,000円 44,000円
60,000円 33,000円66,000円
80,000円44,000円88,000円
手数料別の相場

仲介手数料を抑えられるケース

仲介手数料を抑えられるケース

基本的に、不動産会社は仲介手数料が収益の柱になります。それでは、仲介手数料が半額や無料の業者はどうして安くできるのでしょうか?

その点を踏まえて仲介手数料を抑えられるケースを解説していきます。

広告料ありの物件の場合

まずはじめに、広告料がない物件の場合は仲介手数料無料は厳しいです。

もし不動産会社にその場で仲介手数料を値引きできると言われても、事務手数料などの名目で別途手数料が発生したり、消臭や抗菌、サポート代など付帯をつけないと契約できないこともあります。

そうなってくると、結局仲介手数料を払っておいたほうが良かったということになりかねません。

広告料・・・不動産会社が貸主(大家さん)からもらえる手数料。物件によって違いますが、だいたい賃料の1~2ヶ月分です。不動産会社は仲介手数料半額や無料にしても広告料があれば収益を確保できるというわけです。

貸主や代理と契約する場合

賃貸物件を借りる場合、大きく分けて2つあります。それは、仲介会社と通す方法とそうではない場合です。仲介会社と通さない場合は、貸主や代理と直接契約することになります。

  • 貸主・・・借主の反対、つまり不動産オーナーのこと
  • 代理・・・貸主の代わりに物件を管理したり賃貸募集する業者のこと

代理は管理会社という認識で大丈夫です。代理の物件の場合、間に入る仲介会社がいないため仲介手数料はかかりません。

空室が多い物件の場合

空室が多い物件の場合は広告料が2ヶ月分以上あったり、不動産会社が大家さんに入居を急かされているケースもあります。

こういった物件の場合は仲介会社もSUUMOやアットホームなどのポータルサイトにはじめから「仲介手数料無料!」などと募集をすることが多いです。

そのため、お部屋探しをするときにはじめから仲介手数料無料の物件に絞って探すのも一つの方法です。

仲介手数料の値引き交渉のコツ

仲介手数料の値引き交渉のコツ

先述したように、不動産会社は、仲介手数料は同意がない限りは賃料1ヶ月分の請求ができません。

ただ、だからといってすべての物件の仲介手数料が値引きできると考えるのも危険です。それは、仲介手数料満額でも決まるくらい人気の物件は値引く必要がないからです。

その点を踏まえて、うまく交渉を進めていく必要があります。

交渉のタイミング

不動産会社の立場からしたら、最初のタイミングで「仲介手数料を安くしたい」と言ってもらった方が部屋探しをしやすくなります。

一番良くないのが内見させるだけさせて、申込みのときに交渉することです。

その場では受け付けてもらっても、審査落ちになるリスクや別で賃料1ヶ月分の手数料を払う人が出てきた場合に優先されることもあります。

「後出しジャンケン」は営業マンが一番嫌うので、最初から伝えましょう。リスクについては仲介手数料の値引き交渉に潜む5つのリスクでも解説しています。

値引き交渉の方法

不動産会社に問い合わせをするときに、仲介手数料を安くしたい代わりに、提案してもらう物件は広告料がある物件だけでいいと伝えると受けてもらいやすいです。

正直、はじめから広告料がない物件を含めて仲介手数料を安くしてくれといっても、中には門前払いされることもあります。

特に売れている営業マンや不動産会社は、わざわざ仲介手数料を値引かなくても成約してくれるお客様は多いです。それは、提案する物件が良かったりサポートやアフターフォローがしっかりしているからです。

逆をいえば、2つ返事で値引きを受けたり、はじめから「全物件仲介手数料無料」を謳っている業者があったら注意が必要です。

さらに詳しい値引き交渉のコツは仲介手数料の値下げ交渉はできる?でも解説しています。

値引きをするのは個人の自由ですが、自分のことだけ考えていてもうまくいきにくいです。交渉のタイミングや頼み方など、なるべく相手にもメリットがあるような提案をしていくのが一番のコツです。

仲介手数料以外に初期費用を抑える方法

賃貸に引っ越しする時の費用は仲介手数料だけではありません。敷金・礼金・前家賃など、トータルだとだいたい賃料の4~6ヶ月分かかります。

とはいえ仲介手数料以外にも初期費用を抑える方法はあるので、一通り解説していきます。

敷礼ゼロ物件を選ぶ

敷礼ゼロの物件が増えてきたので、はじめから絞って探すのも良いでしょう。

また、引っ越しシーズン以外を狙ったり、入居日をなるべく早めるなどうまく交渉すれば敷礼がある物件でもゼロにできることもあります。

エリアの特性や希望物件によっても交渉の仕方が変わってくるので、不動産会社に相談していきましょう。

フリーレント物件を選ぶ

フリーレントは一定期間賃料が免除されることを差します。入居時期にもよりますが、だいたい前家賃として賃料1ヶ月+日割り分くらいはかかってきます。

入居時期を早めたり空室期間が長い物件はよりフリーレントの交渉がしやすいです。

また、最近ではSUUMOやアットホームなどのポータルサイトでもフリーレントに絞って検索できるので、はじめからぼるのも良いでしょう。

任意の付帯を外してもらう

初期費用では任意の費用、つまり支払わなくても良い費用があります。例えば「消臭抗菌」や「24時間サポート」などがあります。

ただ、仲介会社ではなく管理会社が必須で加えているケースもあるので、その場合は支払う必要があります。

いずれにしても初期費用の請求内容について、任意がそうでないかの確認をすることが重要です。

まとめ

本記事のまとめです。

特に重要なポイントは下記のとおり。

  • 仲介手数料の相場は賃料0.5ヶ月~1ヶ月
  • 仲介手数料無料でもそれ以外に費用がかかるケースがある
  • 仲介手数料の交渉を申込時にするのは注意
  • 仲介手数料以外にも初期費用で抑えられる
  • 部屋探しは信頼できる不動産会社に頼みましょう。

はじめてお部屋探しをする人は内見の際に経験した友達についてもらうのも良いでしょう。

最後に、仲介手数料無料の業者を紹介します。

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※筆者の意見

仲介手数料は物件の提案から内見手配や案内、そして交渉をしてくれた不動産会社に対して正当な対価であると考えています。

確かにこれだけ仲介手数料を値引くべきという意見が広まったのも強引な営業をしたりきちんとサポートしない不動産会社が原因という面もあります。

ただ、自分がただ安くしたいというスタンスだとそれを察知してあえて広告料がつく物件しか紹介しないこともあります。

メリットとデメリットをきちんと把握したうえで部屋探しをしていくのが結果的にうまくいくコツだと思います。

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